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腹は減るし眠くもなる。そうして朝、目が覚める。
2017. 1. 30/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /

2月は小学内部生向けの1ヶ月体験月間です。この期間は月謝据え置きで、今まで気になっていたコースや、これから進級に伴い受講資格ができたコースなどを体験してもらいます。丁度小6の子供たちは受験/受検がおわり、算数・国語を受けていた子供たちと一緒に数学・英語の勉強をしていきます。


先日進学でお悩みのあるお母さまからこんな内容のメールを頂戴しました。一部引用しますね。 


・・・○○には努力しなければ勝ち取れないものがあることや、塾と学校の違いなども重々話をしました。
私は塾の先生は受験という勝負をかけた勝負師と思っているんです。負けるよりはやはり勝ちこだわって勉強をやるんだ!って・・・


ふむ。これからすぐ私立都立の試験がはじまりますが、お母さん、その前にちょっと私、このメールに対する意見をいってもいいですか? 


進学・受験を希望する。わたしも中学から受験を親にさせてもらいましたからわかるのですが、子供は仲間との遊びや他の習い事をストップして勉強をする。子供にとってそれはとても大きな犠牲を払う事です。親御さんはシンプルに精神的苦労(自分が受験するわけじゃないから)・金銭的投資をしてわが子を希望校に入れたいわけです。その結果、つまり合格実績が塾には箔として残るわけで。おかげさまで毎年合格者を出しておりますが、それはその年その年の塾生たちが一生懸命がんばった結果なのですよね。で、これで終わりじゃないんです。スタートラインに立つために、ここまで頑張ってきたわけです。


そう、合格・不合格ですべてが終わったわけではないんですよ。落ちても、いずれお腹はすくし、眠たくもなる。寝たら、必ず目を覚まして起きなくてはならないのです。


受検・受験のために子供にしたら相当のものを犠牲対価に差し出し、そうやって入った(そうやっても入れなかった)学校。 

入学したら、周りは同じレベルかそれ以上の学校で、いままで公立小学校では見たことのないような成績表がかえってきたら・・・

入れず、自分は『終わった』なんて思いながら公立中学へいっていたら。 


入学判定は子供たちの人生でこれから多くある岐路の最初の一歩です。で、彼らはその先にもたくさん、本当にたくさんのターニングポイントがあることを知りません。経験がないから。そこが、それを経てきた親御さんとは視線が異なるところなのです。こころが、まだそこまで成長しきれないのです。私は受験は極論、“それはそれ”だと思っています。ごめんなさい、本音は受かってほしい。でも、落ちる子がいる以上そういわなければいけません。私たちはでも、それだけじゃない『なにか』をきちんと指導をしているつもりなんです。わたしの都立中高一貫校の最初の授業は全員合格するぞ!じゃなくて、してほしいから現実の倍率をつたえ、では今自分たちに何ができるかを説いていくのです。


私はたとえこのまま受検はしないといっても、○○のことは愛情持って指導しますよ、どうぞ安心して2月の内部体験授業を受けてください、と伝えました。


塾長の中島がこんなコラムを書いています。


もちろん、当然全員合格してほしいです。そのためにどれだけ頑張っているか間近でみてきているから。それは大前提。でも、どんな結果でもまた日はのぼることをわすれないでほしいのです。それでも人生はまだまだつづくのだから。


エールを送ります。みんな、がんばれ。




自由塾町屋教室

ブラボー先生


伴走
2017. 1. 23/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /


『自由塾』をGoogle等で検索すると塾のHPの簡単な紹介文が出てきます。最後に『自由塾は頑張る君を応援します』、とのキャッチコピーが出ていると思います。実はこれ、なかなかのメッセージで(笑)、誤解をおそれずに言うと要するに、『うちは頑張る、と自分で決めた君を応援するんだぜ』と言っているのです。同じ目標・目的を持った子と、ゴールに向かって頑張ろうね!って言っているのです。


口コミ紹介を色々いただきます。ありがたいことです。でも、生意気なようですが我々はだれにでも門戸を開いているわけではないんですよね。


勉強の仕方で困っている子のそばでどうすればもっとわかりやすくなるのか一緒に考えてあげたい。
そうして気づき、自分なりの勉強への取り組みがわかるようになって、解く楽しみを味わってもらいたい。

ですが、それはやらされている、やってやってるようでは到底思うようにはならないですよ、と親御さんには言っちゃいます。出来ない子とやらない子は全然ちがいますよ、と。結構禁句ですねえ。だれでも取るわけではないですよ、って言っちゃいます。本人がうちの風土(?)を気に入って、『ここでなら、頑張れそうだ』が引き出せないと、うちではお預かりできませんよ、と。やらない子はてこでもうごかぬ。

頑張れそうだと言ってはいってきた子供が、頑張らなくて落ちた成績なら、ちゃんと理由が解るし、逆に、頑張っても頑張っても点数が上がらない子は無料で追加講習バンバンやっちゃいます。心配するな。明日もこい。一緒に頑張るぞ。と。そういう塾なんです、自由塾は。採算度外視、一直線。まさに墓穴を掘るとはこういう事です。泣きたい。   それでもやりますけどね。

私がこんなわかりやすい感じなので(笑)、親御さんからのメールや面談は毎週のように行っております。メールはほぼ毎日。売れっ子です(笑)。メールが来ることはありがたいことです。だってそれだけ子供に熱心という事ですから。我々も当然、担任と情報を共有して、いまこんな問題に直面している、と色々な面から精査していきます。モチベーションはどうか?宿題の質と量はあっているか?講師の緊張を高めるため、こういった質問は逆に大歓迎です。こわいのは何も言ってこない親御さんだったりします。ご家庭で学習状況が見えてこないのは、落ちた成績の原因を探るのに苦労します。

今からもう来年度も2年連続になりますが新中3を取らないですよ、と言っているのはそういう事です。今年の中学2年生は去年よりも増して物凄い人数なので、もう、彼らが中3になったらいっぱいいっぱい。塾生だけ増やしまくって中身のうす〜い授業なんかやりたくない。もう少し塾生ほしいな(笑)、くらいで辞めとかないと、質が落ちてしまいます!幸い塾は周りにいっぱいありますし、ね。

「電気の実験したことないと言うので、土曜日に生徒集めて授業してもいいですか?」自由塾にはこんなこと申し出てくれる講師が多いんです。休み時間に都立推薦の論文を講評・添削してくれる講師や延長授業してくれる講師。塾のOBを中心に、自然と【らしい】講師が集まってくれる。私は、子供たちは講師に恵まれていますね。





色々と生意気言いましたが、わたしはまだまだ生意気な40歳。大人数を相手にするにはもう少し、修行が必要です。ですから身の丈にあった塾生数と、彼らに最高の勉強環境を。






さ、今日もいきいきと学ぼう!
あまり寝れてないぜ〜イエ〜
ブラボー先生
自由塾町屋教室




都立高校推薦集団討論直前練習会
2017. 1. 16/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /



中央大学の施設をお借りして、“本番よりも緊張する”集団討論勉強会がスタートしました!


いよいよ間近に迫ってきた都立高校・推薦試験。軒並み高倍率な推薦試験では、学力調査(つまり内申)だけではない生徒の自主性や対応力をみるため、都立高校全てで集団討論が必須となりました。これに個人面談・学校により作文や小論文、プレゼンテーションを加え合格者が選抜される仕組みです。

去年の12月18日。各中学校内で、全員顔見知りを【他受験生】、担任や校長先生を【試験官】と仮想してやってきた子供たちにとって、前回の集団討論練習会はとても大きな衝撃を受けた一日だったのではないでしょうか。右も左も知らない場所(しかも会場が遠かった…)、同じ塾の子も、ちがう会場へ誘導・・・連れられて入った教室内の試験官も知らない人ばかり、怖そうな人や、優しそうな人、さまざま。

追って、勉強会の流れが司会者より発表。え、みんなそれぞれ討論するんじゃなくて、みんなの前で討論するの?きいてないよ!(言ってない。)え、おれ、第1グループ?心の準備できてないよ!3分で何考えりゃいいの?え、もうスタート!?頭ん中、まっしろじゃ〜〜〜〜〜!・・・・!あ、時間切れ。おわった。全然発言できなかった。おれの推薦、詰んだ・・・

・・・君、・・・え、あ、はい?・・・A君、聞いていますか?あ、はい!・・・今の返事は大きな声でよかったんだけどね。自分の意見があまり言えてなかったね。あと、下を向く癖があるね・・・・それから、ブラブラブラブラ・・・

もうだめだ。考えてきたことちっとも言えなかった。さっき俺たち審査していた先生が『その場で討論するんだよ』とか言っていたけど、そんなの緊張して言えるわけないよ。でも、でも。・・・こんな緊張した、という経験だけでも事前にできたのはでかかったな。うん。もう一回チャンスあれば本番に向けてなんとかなるかも。今回が本番でなくて良かった・・・



と、いうポジティブシンキングなあなたの為の2回戦。


 

前回子供たちの討論を見ていて私が強く感じたのは、この子達、いいこちゃんぶってるな、という事でした。『討論』が『議論』の場でなく、『発表』の場になってしまって、みんなで新しい発見をするだとか、意見を練り上げていくということがほとんど見受けられませんでした。で、発表する意見も優等生なものばかり。みなさん。都立高校ははたして、『こんなに優等生なワタクシ。』を見るためにわざわざ集団討論を全校必修にした、と本気で思いますか???

なんだかなあ。そんなあ訳はないのです。周りにいるのは『同じ問題を取り組む同志』です。隣を引きずりおろして、グループトップになれれば推薦合格?それははっきり言って間違いです。みんなで考えをまとめることができるか。他を良く見聞き、助け、同じゴールに向けているか。けして自分のメモ書きだけではない、『あなた』の事を試験官は見て、『他の生徒の意見を聞いて生まれたあなたの考え』を聞いているはずです。今回の2回戦では、果たして自分をもっとさらけ出すことができたのか???




練習会直後。みんな真剣にブラボー先生のアドバイスに耳を傾けます。


今回自由塾からは3教場総勢8名が討論練習会2回戦に参戦しました。みんな、前回よりも成長がみられたね。確かな成長をしっかり見届けました。私は5グループ中3グループ評定委員、他は見学していましたが、本当にみんなの頑張りにびっくり。よっしゃ、後は本番を待つのみ。体調にはくれぐれも気を付けて。今できることはすべて、試験会場に置いてこよう。


何度も言いますが、高倍率の推薦試験に『かける』のは、リスキーです。でも、万全の準備をした方が絶対いいに決まってます!昨日、私はこんなに立派な討論ができた彼らを早く高校の先生方に見せたくて、武者震いがしました。


さ、いってこい!チャンスは、二度来る。




3教場合同写真は本当にレアなのだ(笑)

自由塾 ブラボー先生




 

【謹賀新年】誰の上にも日は昇る
2017. 1. 4/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /


あけましておめでとうございます。本年も自由塾町屋教室と、ブラボー先生(笑)をよろしくお願いいたします。



さて、新年のご挨拶も無事済みました。でも実は本年最初のブログはまだ後半戦が始まる前に執筆しております。冬期休暇中、何度も何度も弟子たちの事が気になりました。多くの時間はお屠蘇を飲みながら、ですが。

『○○、不安になってないかな』
『○○、まさか遊びに行ってないだろうな』

弟子の不安は師にとっても不安です。微塵も感じさせませんが、毎年内心ハラハラ。彼らには勉強するしかないのです。保護者に比べたら、『やること』があるだけまし、と言えそうです。保護者は完全に応援団。つらい日々が続いていると思います。我々講師陣はといえば、もう少し温度は低く、冷静にあと1点でも多くとるために試行錯誤しながら授業を構築しています。

以前も書いたと思うのですが、塾長はかつて私に、都立中高一貫校対策クラスを立ち上げた一年目、何も情報の無い適性検査に対応するため一つの授業を作るのに同じ時間・下手するとそれ以上準備に使うと言っていました。大学卒業後初めて講師をしていたころ、私も不器用ですから妥協をせずガンガンと詰めて、ボリューム満載の授業をしちゃってました。自分の不安を埋めるように。でも、いい意味で余白を作るのだ、という事も17年間の講師生活でわかるようになってきました。生徒に自信をつけさせるためわざと簡単な問題を出すとか、うっかり私がミスをするとか。色々こちらも考えているのですよ(笑)教える教科は毎年同じですし、毎年受験生と受験問題に取り組んでいますから、すこしづつ余裕も出てきてます。ただ面白いもので、教える物は一緒でも教わる者が違います。故に、生徒毎に同じ授業でも『!わかった!』、『?わからない?』の差がでてくるのです。

これからどんどん2020年教育大改革にむかっての概要がわかってくると思います。アンテナを立てて、我々が様々な情報をきちんと精査して当事者である塾生にフィードバック、対策を練っていかなくてはなりません。



奇をてらわず、基本に忠実に。様々な体験を通して自分から考え、行動する子供たちを育てる。



大したこと言ってないじゃん。いいえ、これが出来たら何者にでもなれますよ。わたしは大それたこといっていると思っています。ですからこれを達成するため、本年も愚直にまっすぐ、のびのびと子供たちと学んでいきたいと思います。

私の2017年の大目標です。




2017年新春
自由塾町屋教室
ブラボー先生
すぎゆく年に際し思う事。
2016. 12. 29/【ブラボー先生®倍ほめコラム】 /


【2016年最後の更新です】

もうすぐ、今年も終わりますね。いや〜。本当に9月から早かった。毎日毎日本当に目まぐるしく働いた、そんな怒涛の後半戦でした。町屋教室は今年3年目、ありがたいことに新年度から十分すぎる生徒数で始まりましたがその後も体験・入会希望者が後を絶たず、大変申し訳なかったのですが、一時募集停止とさせていただいた時期もありました。(何を思ったか、募集停止というチラシまで出してしまいました。)毎年前年度を大きく上回る生徒数で単純に怖くなっちゃったのです。自分の身の程と言うか、クオリティの低下を危惧しました。やっつけでは弟子たちに申し訳が立たない、現場で教鞭を取りたいがTO DOリストは常に満杯。もし、今倒れたら、この塾一体どうなるのだろう・・・東京都私塾協同組合では色々と重要なポストを経験させていただき、見聞を広めました。たくさんの塾長先生、公立私立中学高校のたくさんの校長先生や現場の先生と触れ合う機会もありました。
いろんな人と子供たちの未来についての話ができたし、来年度に向け、色々なアイディアを思いつくことができました。また、今年は雑誌の他、新聞・テレビからも取材がありました。(TV取材ではお恥ずかしい姿をお見せました・・・どうにかならんかな、多汗症/赤面症(笑))最後の何ヶ月かは休みなのに休日出勤で、なんだかんだでほぼ毎日、町屋に行きました。


忙しいのは素晴らしい事。毎日、今を生きてきた証拠です。感謝、感謝。


今年はさらにネットワーク関連を大幅にテコ入れしました。教室内の通信インフラを一新、通信機器をグレードアップ、一度に大勢の通信にも対応。さらにIPadを5台導入、ことばの学校以来となる理社の教科でもICTも実装しました。他教科では、自分をさらに追い込むため(笑)、私の名を冠した英語オプション4技能クラスも立ち上げ、おかげさまで生徒からは『よくわかるようになった』『リスニングなんて簡単じゃん』と彼らに自信をうえつけることに成功しました。『自信がつく』。こうなると勉強するのが楽しくなるのです。苦行から学ぶ楽しさへ。わたしもワクワクしながら彼らの成長をみまもりました。



さて、年が明けるとすぐ、小6と中3の弟子たちは、『壁の前』に立ちます。あるのは、親御さんの愛情と、培ってきた知力、そして折れない心。我々は壁にはしごをかけてやることはできません。実社会にそんなものは存在しないのです。自分のその手でその足で、乗り越えなきゃいけないのです。大丈夫。ちゃんと準備はしてきたはず。




全員、乗り越えていけ。頼む!
そう、心で叫んでいます。
ここから。エールを送ります。
いつでもいるから、何かあれば
きっと戻っておいで。




自由塾町屋教室は、1月4日から冬期講習後半戦です。
体調管理には万全の注意をはらい、ラストスパート、
一生懸命勉強して本番に臨みましょう。



また、来年、お目にかかります。



写真は、大掃除前のデスク周りから、です。すみません




2016年歳末
自由塾町屋教室
ブラボー先生こと
教室長吉元和彦




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