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「都立中学って?」これから対策を始めよう!という方、迷っている方のために。【今年の適性検査問題分析も】
2024. 2. 9/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /
自由塾代表の中島です。
(中島の履歴書はこちら→クリック
台東区入谷教室、荒川区日暮里教室で直接教鞭も取っています。
自由塾は、昨年末に45周年を迎えた都立中学受検、私立中学受験、高校受験内申対策に強い学習塾です。

今日2月9日は、都立中高一貫校の合格発表の日です。
『都立中高一貫校』
今から20年前に白鷗中学を第1号として始まりました。
例年、多くの学校が5倍前後の倍率になる人気ぶりですが、実は関心があってもその中身や受検のシステム、試験内容についてよくわからないという話を耳にします。
そこで、今回はそういった方に向けて、「都立中学とは?」ということを説明させていただきます。
保護者の方々からよくいただく質問を中心に書いていきます。少し長くなりそうですが、都立中学に関心のある方はお付き合いください。

【都立中学受検の概要】 ※都立中学を始め、すべての公立中高一貫校のジュケンは「受験」でなく「受検」と記します。
入試日程 毎年2月3日固定です。
すべての都立中学や国立などすべての公立中高一貫校が同一日程です。(推薦は別日程)
したがって複数の学校は受検できない一発勝負となります。
●試験内容
適性検査という科目横断型の試験です。国語、算数、理科、社会という教科の試験ではないのが、私立中学受験との大きな違いです。
・適性検査Ⅰ・・・かなり手応えのある長文を読んだ上で、読解力や要約力が問われる問題が課されます。そして、最後に400字前後の意見文。大人でも45分でできるかな?と思うような内容です。都立中学の多くは共通問題になりました。
・適性検査Ⅱ・・・算数、理科、社会の科目融合問題となります。ここ数年、割合を求めるような、答が一つになる問題も見られますが、ほとんどが資料や会話文を読み取った上で、記述する問題です。こちらも都立中学の多くは共通問題になりました。
・適性検査Ⅲ・・・こちらは各校の個性の出る独自問題です。主に算数や理科の難問が出されます。
●内申(報告書)成績割合
私立中受験では、ほぼ問われなくなった学校の内申成績ですが、都立中受検ではこちらも得点化されます。通知表の成績とは必ずしも一致しません。都立中受検では、5,6年生の成績が得点化されます。
学校により、全体の得点に対する内申点の割合が違います。
・富士中大泉中桜修館中 30%
・武蔵中小石川中立川国際中 25%
・上記以外の学校 20%
※都立中学ではありませんが、公立中高一貫校の中にくくられる千代田区立九段中学も20%です。但し、4年生の成績も得点化されるところが要注意です。
●受検倍率
 上にも書きましたが、各校5倍前後となる狭き門です。
●私立中との併願
このところ増えているのが、このパターンです。私立中学でも教科の試験ではなく、適性検査型の入試を行っている学校が増えています。私立中の適性検査型入試は、ほとんど2月1日か2日に行われます。つまり2月3日の都立中学入試の前に行われます。
したがって、本番前に予行演習として受けたり、比較的受かる可能性の高い私立中で合格通知をもらって、落ち着いて都立中入試に向かったりすることができるのです。実際に都立中が残念な結果だった場合、合格した私立中に進学するかどうかは、生徒本人の意思とご家庭の考えによりますが、選択肢が広がったのは事実です。

【今年入試、適性検査問題の傾向】  
●適性検査Ⅰ 共同問題〈短歌、俳句を素材にした読解問題、言葉の使い方に関する意見文〉
俳句や短歌を素材にした問題は、このところ扱われていませんでした。数年前の白鷗には時々ありましたが。それだけに予想外でとまどった生徒も多かったのではないでしょうか。
問題1、問題2の内容把握の問題はかなり難易度が高く、出鼻をくじかれこの時点で頭を抱えた生徒も多かったと思われます。
一方、問3400字作文は言葉の使い方に関する自分の考えを問われるものです。言葉の使い方やコミュニケーションの取り方についてはこれまでも比較的とりあげられてきたテーマです。ただ、本文の短歌や俳句に対する考え方をふまえて書くというところがやや難しいです。
全体に、ここ数年では、難しい部類に入る問題です。
 
●適性検査Ⅱ 共同問題 ※小石川の大問2は独自問題
ここ数年、大問3題の構成、各大問の内容も大きな変更は見られません。難易度的にも標準レベルです。数年前まで見られた正答率10%を切りそうな難問は見あたりません。とは言え、これらを45分間で解き切るのはかなり大変で、日頃からこうした問題に取り組んでいないと、まず対応できないと思われます。
・大問1〈条件整理〉標準レベルの問題です。適性検査の過去問演習を重ねている生徒にとっては、比較的解きやすい問題と言えそうです。 
・大問2〈資料の読み取り、記述〉やや易しめ。逆にいかにわかりやすく書けるか、記述力で得点に差がつきそうです。
・大問3〈実験からの考察〉こちらもそれほど難易度は高くありません。ただ、途中の会話文や実験の説明が長いので、いかに速く正確に読み取れるかが鍵になります。
 
●適性検査Ⅲ 各校の独自問題
 ほとんどの学校が理数系の問題です。適性Ⅱが比較的解きやすいのに比して、全体に難易度が上がり、いずれも手応えのある問題が多いです。

【都立中学はどんな子が向いている?】
保護者の方によく聞かれる質問がこれです。簡単に説明するのはなかなか難しいのですが、いくつか箇条書きで挙げます。
●知的好奇心の強い子。
●デジタルよりアナログ的な指向の強い子。例えば調べものをする時に、すぐにスマホやPCに頼らず図書館に行くことをいとわない子。家のお手伝いを積極的にする子。 
●本を読んだり、文章を書いたりすることが得意、あるいは好きな子。ただし、文章を書くことはトレーニングで補強することが可能です。
●スポーツや習い事をがんばっている子。自分のフィールドを持っている子、体験の豊富な子は強いです。
さらに、実際に都立中学入学後のことまで考えると
●日々、コツコツ努力することをいとわない子
といった感じです。もちろん、すべての項目にあてはまる必要はありません。

【都立中受検を目指すなら、家庭で何をやればいい?】
こちらも保護者の方によく尋ねられることです。今では、多くの公立中高一貫校対策の問題集が市販されています。それは当然やらないよりやった方がいいです。
ここでは、それ以外にご家庭で比較的簡単に取り組めることをご紹介します。
●育脳パズル
えっ、パズル?」という声が聞こえてきそうですが、パズルには本当に多くの効果、効能があります。ここでいうパズルとは、平面上のパズル、迷路のようなパズルやナンプレを始めとする数字のパズルです。
これに日常的に取り組むことで
・試行錯誤力
・問題解決能力
・処理能力&スピード
・集中力
は間違いなく各段に上がります。
何より、子供たちが嬉々として取り組みます。いいことずくめなのです。多くのパズル本が出版されていますので、ぜひぜひお試しください。
●小学生新聞の活用
新聞大手各社の小学生新聞は知的好奇心をくすぐる内容の宝庫です。
理想は、親子一緒に読んで、記事の内容について話すことでしょうが、お忙しい保護者の方はなかなか、そうはいきませんよね。
比較的取り組みやすいのは、1面のコラム欄の書き写しと要約、感想を書くことです。すべてが難しければ、書き写しだけでもいいです。継続すれば、読むスピード、書くスピードが間違いなく速くなります。 朝日の小学生新聞では、コラムの書き写しノートも販売されています。

【自由塾の都立中受検対策への取り組み】
●自由塾の授業では、上記の「育脳パズル」や「小学生新聞の書き写し、要約、感想」を毎週の授業の中で採り入れています。
●年度の前半は、生徒が楽しいと感じ、能動的に取り組める内容を中心に指導します。
●年度の後半は、適性検査の過去問演習が中心となります。実戦的な力を養います。
●上記しましたが、適性検査は大人が取り組んでも手応えのある内容です。ですから一度解いて解きっぱなしでは、なかなか咀嚼できません。宿題も含めて、同じ問題に2回、3回と取り組むことで解答の完成度を上げていくことを大切にしています。

【都立中受検対策の勉強は「後伸び」、「能力開発」にもつながる】
このクラスで学ぶ以上、もちろん都立中合格が第1の目的です。ただ、上記した通り高倍率の入試です。全員合格とは、なかなかいきません。
それでも、このクラスで学ぶことには、他にも大きなメリットがあります。
まず言えるのは、このクラスで学んだ生徒達の多くは、単に中学受検で終わらず、その後も「後伸び」するということです。たとえ区立中学に進学することになっても、学年上位になり中学受検で受検した学校と同レベル以上の高校に進学する生徒も少なくありません。
また、このクラスで培った力は、その先の大学受験や多くの企業の就職試験で採用されるSPI検査などにも活きてきます。
都立中受検対策クラスで「考える力」と「考える姿勢」を養うことが、間違いなく能力開発につながるからです。

【まずはご相談、体験から】
●面談のご予約をいただければ、適性検査の過去問をお見せしながら、その内容についてご説明します。また、お子様の話を伺って、都立中学受検への適性について相談させていただきます。
●まず「チュートリアルコース」や「ホープクラス」で、学力の土台と自信をつけてから、こちらのクラスに移動する生徒もいます。まずは第一歩を踏み出すことが大切です!
●都立中受検対策に向けた準備クラスとして、4年生には「プレ都立中受検対策クラス」、1〜3年生には「ラビットコース」があります。
●「都立中受検対策クラス」は例年とても活気のあるクラスで、生徒たちがいきいきと学んでいます。まず体験して、クラスの雰囲気だけでも見てみてください。

まずはご相談、体験から。今なら1カ月体験も可能です。

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