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【日々雑感ときどき教育ブログ】N塾長のコーヒーブレイク⑥〜自由塾七訓 誕生逸話
2021. 5. 14/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /

自由塾には各教室に上の七訓が掲げられています。書き手はそれぞれ違うのですが、いずれも毛筆で思いのこもった書です。
この七訓、「いいね!」と多くの方に言っていただけます。今日は、この七訓について書いてみたいと思います。

自由塾は今年で創立43年目に入りましたが、七訓は創立時からあったわけではありません。
今から25年程前になるでしょうか?ある日、同時講師を務めていた竹淵先生が、
「自由塾に関わるみんなが目指すべき心得のようなものがあってもいいのではないでしょうか?」
と言ってきました。
竹淵先生は学生時代から講師を務め、室長のような立場で講師達をまとめてくれました。一時就職しブランクもありましたが、その後本職の合間を縫って手伝ってくれた、当時の塾の顔と言ってもいいような存在でした。
「なるほど。ぜひ作ろう!」
それから幾晩も、授業後二人で話しました。時には明け方近くになったこともあります。竹淵先生とは当時、教育のこと、自由塾のあるべき姿等よく熱く語りました。(時にお酒を飲みながら語り明かしたことも…懐かしい。)

最初から、なぜだか七つにしようと決めていました。
その一「礼儀正しくする。」
その二「お父さん、お母さんを大切にする。」
ここまでは、すんなり決まりました。二人の意見が一致したのです。当たり前のことですが、このふたつこそ人間の原点、そう考えました。

それから
その三「友達と仲良くする。」
その四「先生の話を良く聞く。」
その五「自分の事は自分でする。」
原型はすぐできたのですが、細かい文言や並べる順番などは何度も修正を加え完成しました。

あとの二つはかなり考えました。二人でああでもない、こうでもないと時に熱くなり過ぎたこともあった気がしますが、最後は私の希望を押し通しました。
その六「時間を守り、大事に使う。」
その七「けじめをつけ、やる時はやる。」
「やる時はやる」は、塾の草創期、毎日のように私が子どもたちに言っていた言葉で、自由塾の精神を表しています。最後はどうしてもこの言葉で締めくくりたかったのです。

こうしてかなりの時間を要して完成したのが、自由塾の七訓。だから血が通っています。
決まったら、竹淵先生がすぐに筆を執って書き始めました。それが一番上の写真の書です。彼は書道経験はなく、自己流。でも達筆です。
ご覧の通り、紙にもかなり年季が入り、破れやシミもありますが、これだけはそのまま掲げ続けます。

「学習塾なんだから、勉強さえしっかり教えてくれれば…」まれにそんな声も耳にします。でも私はそうは思いません。
まず人として、あるべき姿、やるべきことがしっかりできてこその勉強だと考えます。
そして、勉強に限らず、七訓で謳っているようなことがしっかりできている子、しっかりやろうと心がけている子は社会に出ても必ずや自らの道を切り開いていけるはずです。

私も時々、教室の玄関に佇み、七訓を仰ぎ見ます。
「今、いくつ実践できているだろう?」ふと自らを省みて深く反省することも…。私にとっても永遠の戒めです。

さて、今日のコーヒーブレイクはここまで。懐古して少し熱くなってしまいました。

最後に余談です。
先日、自由塾日暮里教室を映画の撮影に使っていただきました。まだ詳細は公表できないのですが、時期が来たらまたここでお知らせしますね。乞うご期待!





【新学年支援特集③】初めての中間テストはこう臨む~自由塾の定期テスト対策
2021. 5. 7/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /
早いもので、5月になりました。
GW明けいきなり中間テストという鬼のようなスケジュールの中学もあります。
1年生にとっては初めての、他の学年にとっても新学年最初の定期テスト。しっかり結果を出して、いい流れを作りたいところです。

さて、この定期テスト、以前にも書いたのですが、一昔前とは問題も状況もかなり変わってきています。
お父様、お母様方がまずそこをしっかり理解しないと、お子様にとって方向違いのアドバイスや叱咤になってしまうかもしれません。
繰り返しになりますが、大事なことなので再度記します。

最近の各中学の定期テスト事情とは?
●問題が格段に難しくなっています。学年平均30〜40点台ということも。
一念発起して「今度こそは!」と臨んでも簡単には結果を出せないようなテストが増えています。
教科書の大改訂でこの傾向は加速すると思われます。
→たんに得点だけでなく、平均点も含めて相対的な見方をしましょう!

●学校のテスト前課題が、非常に多い。
多くの生徒が、この課題をこなすだけで手一杯、本来のテスト勉強ができなくなっています。
→日頃から学校のワーク等、テスト前課題になると思われるものはコツコツ進めていくこと。

●記述力、活用力を問う問題が増えている。
大学共通テストを旗頭に、教育界全体が大きくそちらの方向に流れています。
→単なる暗記だけでは太刀打ちできません。日頃から書いたり、考えたりする習慣をつけなくては…

★結論
従来の一夜漬け的な勉強では、とてもとても・・・
日頃からの学習の積み重ね、そう家庭学習も含めた積み重ねなくして、今の定期テストとは戦えないのです!
では具体的にどうすればいいのか?
●まず学校の授業をよく聞くこと。
●学校の教科書やワーク、配られたプリント、板書を写したノートをしっかり学ぶこと。市販の問題集や塾のワークはその後です。
●できるだけ早くテスト勉強を始めて、まず学校のテスト前課題を早く終わらせること。そうしないと本来のテスト勉強ができません。
当たり前?そうです。当たり前のことばかりですが、それをきっちり、しっかりやれば必ず結果がついてきます。

さて、ここで自由塾の定期テスト対策についてもふれておきます。
 

上の写真、現中3の生徒2名の前回の学年末テストの結果です。
二人は同じ区立中学に通っていますが、中1の時からずっと二人で学年1,2位を独占しています。いずれ5教科500点満点を取ってくれるのではと期待もしています。
小学校の時から自由塾に通ってくれていて、自由塾の後伸びを証明してくれている二人ですが、学習面でいくつか共通点があります。
●学校の授業をよく聞き、かつ日々の学習習慣がついていること。(ヒアリングした限りではそれほど長時間勉強しているわけではありません。)
●学校のテスト前課題をさっさと終わらせて、1週間前は私たちの助言を参考にしながら、自分なりのテスト勉強に取り組んでいること。 等

もちろん、自由塾に通っている生徒は、こうした学年上位の生徒ばかりではありません。
数年前にテスト対策から通塾してくれたO君。
いきなり最初の定期テストで結果を出しました。
英語36点⇒75点、数学61点⇒81点、国語80点⇒77点、社会63点⇒63点、理科31点⇒70点
5科合計271点⇒366点(35%アップ)学年順位70位⇒35位
大躍進でした。

学年上位の生徒も、平均点ぐらいの生徒も、苦手な生徒もそれぞれの生徒の理解状況に合わせて指導し、生徒に寄り添ってアドバイスするのが自由塾の定期テスト対策スタイルです。
さらに
●テスト前2週間ほどは、学校の試験範囲に絞って指導します。
●まず、学校の教科書やノート、プリント、ワークをしっかり学習させます。
●通常受講していない教科、理科や社会も指導。希望者には土日の指導も行います。
●家庭学習も含めてテスト勉強についてのアドバイスをします。また、学校のテスト前課題の進捗を確認し、助言します。

テスト勉強についてお困りの方、ご相談ください。
熱意と誠意をもって対応させていただきます。

「いきいきと学ぼう!」
 自由塾代表 中島正浩





【新学年支援特集➁】教科書改訂で中学生の英語が「ヤバい!」
2021. 4. 30/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /
すでにいろいろなところで報じられているので、ご存知かと思いますが、再度念を押します。
新年度からの教科書改訂で英語が本当に「ヤバいんです!」
ヤバいなんて言葉、もちろん普段使いませんよ。でもこの言葉が一番臨場感を持って伝えられるのではと思うほどの大改革(もしかしたら改悪?)です。
私は、英語が苦手どころか、全くわからないという生徒が多発するのではと危惧しています。

大きく変わった点は以下の3点
➀単語数が約2倍に!
中学校までに学ぶ単語数がこれまでの1200語から2500語に。
➁英文も約2倍に!
③文法事項の多くが前倒し。これまで中3で習っていたことが中2へ。中2の内容が中1へ。なかにはこれまで高校で習っていたことも。
例えばこれまで高校で教わっていた過去完了進行形をいきなり中3で教わります。現中3は現在完了を教科書で学ぶことなくいきなり現在完了進行形を教わることになります。

その他にも、これまで中1の最初の方はアルファベットや簡単な単語、あいさつ文程度で、1学期の定期テストで90点以上を取ることはそれほど難しくありませんでした。それが今回の改訂でいきなりbe動詞と一般動詞を同時に教わることになります。小学校でしっかり英語を学んできたことが前提の改定ということです。
本当に大丈夫なの?と思うところも多々ありますが、もう走り出したこと、致し方ありません。

では、この大改訂にどう対応していくか。
①単語対策
当たり前のことですが、単語は日々少しずつ練習して自分のものにしていく。できれば小学生のうちから、漢字練習と同じ感覚でこの習慣をつけましょう!
②英語長文対策
日頃から英文の音読や速読の練習をしておきましょう!
③英文法前倒し対策
これが一番の難関です。教科書に準拠したワークや問題集以外に、文法のテキスト、問題集に取り組みましょう。できれば教科書改訂前のものにまず取り組む方がよりお薦めです。一度頭の中を整理する必要があるからです。

もうひとつ、こういった改定を目の当たりにすると、やはり小学生のうちから、しっかり英語にも取り組むべきだと考えます。
小学英語はもうおまけではないと心すべきです。

以上、いろいろなところで英語の改訂が半端じゃないといった話を聞いていましたが、実際にこの4月からその教科書に準拠した内容で指導を始めての私の危機感に近い実感です。

この流れで紹介すると営業っぽくなりますが、ご参考までに当塾の英語強化対策の講座をご紹介!
★小学生の英語力アップ、英検対策に⇒ こちら
★高校入試、大学入試、定期テスト、英検の長文対策で効果を発揮する英語速聴読⇒ こちら

「いきいきと学ぼう!」
 自由塾代表 中島正浩


【日々雑感ときどき教育ブログ】N塾長のコーヒーブレイク⑤〜「男の子は皆、マザコンである⁉」というお話
2021. 4. 25/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /
唐突ですが、玉置浩二さんをご存知ですよね。圧倒的な歌唱力で、日本を代表するボーカリストだと思います。

個人的に好きな歌が何曲もありますし、カラオケのレパートリーも少し。ただ、彼の楽曲に『純情』という名曲があることを先日初めて知りました。
そして、初めて聴いた時、後半の絶叫するような歌声に涙を禁じえることができませんでした。この歌、はっきり言って究極のマザコンソングです。
マザコンというと、眉をひそめる方も少なくないと思いますが、でもちょっと待ってください。

かの昭和を代表する大俳優、健さんこと高倉健さん。役柄もその佇まいも「男の中の男」と言われた方です。この方の著書に「あなたに褒められたくて」というエッセイがあります。健さんが大好きだった私は本屋さんでこのタイトルを目にした時、褒められたいあなたって誰?といぶかしく思いました。そして、ページをめくって驚きました。「剛一(健さんの本名)はあなた(=お母さん)に褒められたくて、ここまでがんばってきました。」といったことが書かれているではないですか。

オリンピックで金メダルを取った柔道の選手で、試合後のインタビューでお母さんのためにがんばったと胸を張って言った選手もいました。
そう、男の子は、いえ、男はみんなマザコンなのです。かく言う私も…

かれこれ20年近く前になりますが、こんなことがありました。授業が終わった後、若い講師たちと近くの居酒屋に行きました。男ばかり4人。酔った勢いで、私はこんなことを語りました。
「(亡くなった)母は、よくできたすばらしい母だった。日本一のお母さんだったと思う。」
すると、若い講師たちが一人残らず「いや、うちのお母さんこそ日本一です。」と言い張って、誰も譲らないのです。
これです。男はみんなこうなんです。

今回、決してマザコンの話をしたかったわけではありません。
男の子は、どんなに言うことを聞かなくても、反抗しても、手がかかってもお母さんが世界で一番大好きなのです。
太陽たるお母さんの周りをぐるぐる回っていると言ってもいいでしょう。

だからお母さん、できるだけ笑顔でいてください。できるだけでいいのです。(はい、無理はやめましょう!)
もう一度言います。子供たちにとって(おそらく女の子にとっても)お母さんは太陽なのですから。

 「いきいきと学ぼう!」
  自由塾代表 中島正浩

【新学年スタート支援特集①】必ず成果の出る中学生の勉強法を伝授!
2021. 4. 20/入谷教室のブログ / 日暮里教室のブログ /
新学年がスタートしました。
1年前のこの時期がどうであったか、皆様覚えていますね。
そう、一斉休校の真っ只中。いきなりスタートで出鼻を挫かれ、1年間波に乗れなかった生徒も少なくありませんでした。
スタートの大切さを私も改めて、思い知らされた1年でした。

今年こそはいいスタートを切って、充実の1年にしたい。
そんな方におススメのご提案、耳より情報をシリーズでお届けします。

第1回目は『中学生の勉強法』
「勉強の仕方がわからない。」…この仕事をしていると、非常によく耳にする言葉です。
何からどう手をつけていいかわかない、そんな方におススメの勉強法。
シンプルですが、実践すれば間違いなく成績の上がる勉強法です。
特に定期テストの成績を上げるには効果てきめん!

その勉強法とは、名付けて『時間割順勉強法』
その名の通り、学校の時間割を見ながらその日学校で習った教科順に(実技科目を除く)、その日の学校の授業を思い返し、もう一度たどります。
例えば、こんな感じです。
「1限目は英語だったな。」
教科書やノート、学校のワーク、プリント等授業で使ったものをすべて出します。
そして、授業でやった順番通りに再現していく。
まず、教科書を訳して(訳せるかな)、ノートに文法事項を整理して(ノートを見直します)…最後にワークをやったな(ワークの問題をやり直してみます)
といった感じです、
えっ、それだけ?はい、それだけです。
だから、その気になれば、誰でもできます。
そして、1ヶ月継続すれば、間違いなく定期テストの点数は上がります。
学習習慣のついていない生徒は初めは、教科書やノートを開いて、その日学校で学習したページを見直すだけでもオッケーです。
まずは1教科15分から。
この勉強法に慣れてきたら…
【英語】学習したページの和訳を確認。さらに同じページの単語を書けるよう練習する。
【数学】学校で学習した教科書、問題集、プリントなどの問題を自力で解けるか解き直してみる。
【理科】【社会】【国語】その日学校で学習した教科書のページ、板書を写したノート、プリントがあればそれを見直す。
ここまでできれば十分です。

さらに余裕があれば、次の日の時間割を見ながら、次の日学校で習うと思われるページに目を通しておく。
ここまでできれば、ほぼ完ぺき。絶対に成績が上がります。

実はこの勉強法、私が中学生時代に3年間実践した勉強法なのです。
これまで何人かの生徒にも薦めて、実践した生徒はもれなく成績が向上しました。
ただ、これを実践するには2つ条件があります。
その1:学校の授業をしっかり聞いていること。
その2:継続する意思の強さがあること。

どなたか、この勉強法試してみませんか?
ご関心のある方、より詳しい解説を加えて、私が自ら伝授しますよ!

 「いきいきと学ぼう!」
 自由塾代表 中島正浩



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