こんにちは!東京下町・都電沿線で自由塾町屋教室とブラボーボックスを運営しているブラボー先生®こと教室長のヨシモトです!よろしくお願いいたします!
今回は、都立白鷗高校附属中学校の校長が池戸校長に変わったタイミングでお願いしていた学校訪問/インタビュー動画撮影の件で、都立白鷗高校附属中学校にお邪魔してきました!
池戸校長・久保田副校長と。
インタビューの模様は、ワタシが理事を務める東京私塾協同組合の東支部のサイトからご覧いただければと思います。UPされましたらまた告知しますね!
さて。
いや〜とってもバイタリティのある、熱気あふれる校長先生でした。流れるような受け答え。本当にお上手で、毎回苦戦するMC回しも楽々と進み、動画業者も、『撮れ高沢山ありがとうございます』とほめていただきました。
ほぼ、ノンストップ一発撮りで、撮り直し(聞き漏れ箇所)一点。すばらしい動画撮影ができたと思います。
お話の中身は見ていただくとして、ワタシが特に気になった点を、先行でこっちでばらします笑。
2024年度から変わった白鷗換算内申の重要性
2024年度適性検査より、白鷗中では内申(調査書)・適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ・適性検査Ⅲ全ての配点を等分しました。
これ、ご存じない方は?なんでしょうが、都立中を志すご家庭は重要なのでよくお読みくださいね。
まず前提として、都立高校・都立中高一貫校は、本番の試験(当日点)に加え、内申点が加算される仕組みになっております。
都立高校は、1020点満点のうち、本番700点(5教科合計を1.4倍換算)と、内申点300点で計算されます。20点はスピーキングとか、内申の計算方法とかありますが、ココでは割愛して、、、
問題が笑、都立中高一貫校です。
上記、都立高校のルールは、一部高校を除き、全ての学校で採択されている換算方式なんですが、都立中高一貫校は学校独自換算方式なんですね。
これが、とってもややこしい。
と、言うわけで、今からワタシが徹底解説します。はっきり言って保存版です※。
※とは言っても白鷗さんのように変更もあるから注意が必要デス。ちゃんと年度毎要綱お確かめくださいね。
①テスト全体(1000点)に占める報告書(内申)の割合
ちなみに、1・2・3というのは、【1年間の9教科を数値化したもの】になります。3学期制や2期制あって、それぞれ各教科ごと3つの異なる評価観点がある。それを、1年間で見たら3つのカテゴリどれに入るか、ということです。
フルマーク(オールよくできる)が文句なしに最強なのですが、ワタシの肌感じゃ、例えば国語一学期◎◎〇、二学期◎◎◎、三学期〇◎◎程度なら十分【3】もらえてもおかしくないんじゃないか?とみています。
これ、全部担任が報告書にまとめるので、中学校側に成績表そのものが行くわけじゃあないってのがミソです。
学校の担任と連携するのも大切ですね!
当日の合計点の内申内訳は・・・
白鷗 25%
両国 20%
小石川 25%
→このことより、小石川・白鷗が両国より報告書の点数の割合は高いことが分かります。
因みに、都立中受検生の小学校の報告書は5年・6年の成績を点数化。以下に続きます。
②教科評定の点数
評定3に対する評定2の割合
白鷗 50%
両国 62.5%
小石川 80%
※例えば白鷗なら【3】は20点・【2】は10点で半分(50%)
→白鷗>両国>小石川の順で報告書の評価点が高いことから、
③換算点の割合
白鷗 約69%(360点→250点)
両国 約27%(720点→200点)
小石川 約44%(450点→200点)
→白鷗>小石川>両国の順で点数の換算率が高くなります。
白鷗5年生で9教科満点なら180点、6年生180点の合計360点を250点(当日点)にするので、白鷗がいかに内申と当日点が直結するか、わかると思います。
①〜③をふまえて実際の数値で計算してみましょう。
①フルマーク(オール3)から、1つが評価【2】になったときの減少率
フルマークの場合→→→【3】の数が18個
1つだけ【2】の場合→【3】の数が17個、【2】の数が1個
①の表を見ると-
・評価点で【2】が1つつくと、減少率が高い順は、白鷗>両国>小石川。
また、全体に対する割合をみると、小石川・白鷗はもともと割合が高い(①)ため、両国と小石川を比べると、報告書自体の点数が高くつくのは小石川となる。
②の表を見ると
・全体に対する割合だけを見ると小石川が高くなっている。しかし、減少率をみると小石川は5%(実際の点数では40点)と低いが、両国は7.5%(実際の点数では75点)、白は12.5%(実際の点数では125点)となり、最初の段階でこの点数の差がついている。
結論として
小石川と両国でどちらが報告書を重視しているかとなると、減少率の高い両国になると考えられます。小石川は報告書が低くても、両国ほど差がつかず、【2】の数が多くなればなるほど、両国については不利になると感じます。白鷗については報告書がかなり重要ということになりますね。
でも、ご覧の通りこれめちゃくちゃややこしいので笑、
当教室では、
「つべこべ言わずにフルマークを目指しましょう!」
とザックリ指導しています。学校の授業は塾の手助けなしでしっかりととれる子。そういう子が都立中を目指すのよって。
こういうこと書くと決まって言葉尻切り取って「こんな内申じゃうちは絶対うからない」とか言ってくる親御さんがいるんですが、
絶対うからないと思ってチャレンジしているの?
って嫌味を言います。気を付けて笑。
また、コッチの学校の方が受かりやすい(内申重視)だから受検しようとかは、あまり歓迎していません。
やっぱりワクワクする学校に行きたいですよね!
そのように指導していますよ!
ただ、お父さんお母さんはハラハラするだけで暇だと何するかわからないので笑、こういうことも勉強しておくといいですね!
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