まずは速聴読を実際にご体験ください。通常の話し言葉のスピードを「1倍速」と考えてください。
あなたは、何倍速で読むことができますか?
- パソコン本体の音量を調節、音声を聴けるようにしてください。
- 「ことばの学校」ではヘッドフォンのご使用をおすすめしております。
ヘッドフォンをお持ちの方は、音声を聴けるように接続してください。 - 表示されている「ごんぎつね」の物語から抜粋した文章を読みながら、
お好きな倍速の再生ボタンをクリックしてください。
※違う倍速に変更するときは、一度停止してから次の倍速を選んでください。
これは、わたしが 小さいときに、村の 茂平と
いう おじいさんから きいた お話です。
むかしは、わたしたちの 村の ちかくの、中山
というところに 小さな お城が あって、中山
さまと いう おとのさまが、おられたそうです。
その 中山から、少し はなれた 山の 中に、
「ごんぎつね」と いう きつねが いました。
ごんは、一人ぼっちの 小ぎつねで、しだの
いっぱい しげった 森の 中に 穴を ほって
住んでいました。 そして、夜でも 昼でも、
あたりの 村へ 出てきて、いたずらばかり
しました。