
- 【日々雑感ときどき教育ブログ】N塾長のコーヒーブレイク⑦ 〜職員会議で講師達に伝えたこと
- 2021. 6. 11/入谷教室のブログ 日暮里教室のブログ
- 久しぶりのコーヒーブレイク、自由塾代表の中島です。さぼっていたわけではないのですが、このところブレイクタイムをなかなか作れなかったかも知れません。時間を上手に作ることは本当に難しい。永遠の課題の一つです。さて言い訳はこのぐらいにして、今日は先日行われた自由塾入谷教室、日暮里教室の職員会議の模様を少しだけお伝えします。自由塾では年に数回、講師達が一同に会して会議を開くのですが、今回は現況で全員が集まるのはいかがなものかということで、2日間に分けて行いました。今回の会議の進行は以下のような感じでした。➀事前に、自分の担当している生徒1名について、実際の授業の進め方を具体的に書いて、全講師に提出してもらう。➁提出された各講師の授業の進行を全員で共有し、質疑応答、意見交換。先輩講師からの鋭いアドバイス、新人講師からの斬新な提案もありました。③教科書改訂された中学の各教科の進め方の注意点の説明をベテラン講師から。大改訂されて要注意の英語については、特に密に話し合いました。若い講師達の発言を聞いたり、話を聞く姿を見たりして「こんなにも真摯に向き合ってくれているんだ。」とかなりうれしくなりました。世の中、決してクールな若者ばかりではないのです。会議後、講師達から上がってきたレポートの一部抜粋です。「勉強以外のことでももっと会話を増やして、コミュニケーションをさらに取れるようにしたい。」「授業開始時に、まず生徒の様子に目を配りたい。」「小さなことでも、前に進んだらほめてあげたい。」 等々会議の最後に、私から講師達に一番心がけて欲しいことを話しました。「担当している生徒は、一人残さず満足させて帰してほしい。笑顔で帰ってもらうにはどうすればいいか考えてほしい。生徒達は学校の行事や部活で疲れたり、何か嫌なことがあったりしても毎回通って来てくれている。『今日、塾に来て良かった!』と思わせて帰してあげてよ。」会議の度に、私が必ず話していることです。開塾以来、42年間そこだけはぶれずに続けてきた自由塾のスタイルです。コーヒーブレイクのつもりが、今回も力が入ってしまいました。期末テストや夏期講習も近づいてきて、その準備などで6月は1日しか休みがないことに、先程気づきました。「がんばります!」「いきいきと学ぼう!」自由塾代表 中島正浩
- 「速読解・思考力講座」開講2か月レポート ~メリットがいろいろ見えてきました。
- 2021. 5. 28/入谷教室のブログ 日暮里教室のブログ
- 【日々雑感ときどき教育ブログ】N塾長のコーヒーブレイク⑥〜自由塾七訓 誕生逸話
- 2021. 5. 14/入谷教室のブログ 日暮里教室のブログ
- 自由塾には各教室に上の七訓が掲げられています。書き手はそれぞれ違うのですが、いずれも毛筆で思いのこもった書です。この七訓、「いいね!」と多くの方に言っていただけます。今日は、この七訓について書いてみたいと思います。自由塾は今年で創立43年目に入りましたが、七訓は創立時からあったわけではありません。今から25年程前になるでしょうか?ある日、同時講師を務めていた竹淵先生が、「自由塾に関わるみんなが目指すべき心得のようなものがあってもいいのではないでしょうか?」と言ってきました。竹淵先生は学生時代から講師を務め、室長のような立場で講師達をまとめてくれました。一時就職しブランクもありましたが、その後本職の合間を縫って手伝ってくれた、当時の塾の顔と言ってもいいような存在でした。「なるほど。ぜひ作ろう!」それから幾晩も、授業後二人で話しました。時には明け方近くになったこともあります。竹淵先生とは当時、教育のこと、自由塾のあるべき姿等よく熱く語りました。(時にお酒を飲みながら語り明かしたことも…懐かしい。)最初から、なぜだか七つにしようと決めていました。その一「礼儀正しくする。」その二「お父さん、お母さんを大切にする。」ここまでは、すんなり決まりました。二人の意見が一致したのです。当たり前のことですが、このふたつこそ人間の原点、そう考えました。それからその三「友達と仲良くする。」その四「先生の話を良く聞く。」その五「自分の事は自分でする。」原型はすぐできたのですが、細かい文言や並べる順番などは何度も修正を加え完成しました。あとの二つはかなり考えました。二人でああでもない、こうでもないと時に熱くなり過ぎたこともあった気がしますが、最後は私の希望を押し通しました。その六「時間を守り、大事に使う。」その七「けじめをつけ、やる時はやる。」「やる時はやる」は、塾の草創期、毎日のように私が子どもたちに言っていた言葉で、自由塾の精神を表しています。最後はどうしてもこの言葉で締めくくりたかったのです。こうしてかなりの時間を要して完成したのが、自由塾の七訓。だから血が通っています。決まったら、竹淵先生がすぐに筆を執って書き始めました。それが一番上の写真の書です。彼は書道経験はなく、自己流。でも達筆です。ご覧の通り、紙にもかなり年季が入り、破れやシミもありますが、これだけはそのまま掲げ続けます。「学習塾なんだから、勉強さえしっかり教えてくれれば…」まれにそんな声も耳にします。でも私はそうは思いません。まず人として、あるべき姿、やるべきことがしっかりできてこその勉強だと考えます。そして、勉強に限らず、七訓で謳っているようなことがしっかりできている子、しっかりやろうと心がけている子は社会に出ても必ずや自らの道を切り開いていけるはずです。私も時々、教室の玄関に佇み、七訓を仰ぎ見ます。「今、いくつ実践できているだろう?」ふと自らを省みて深く反省することも…。私にとっても永遠の戒めです。さて、今日のコーヒーブレイクはここまで。懐古して少し熱くなってしまいました。最後に余談です。先日、自由塾日暮里教室を映画の撮影に使っていただきました。まだ詳細は公表できないのですが、時期が来たらまたここでお知らせしますね。乞うご期待!
- 【新学年支援特集③】初めての中間テストはこう臨む~自由塾の定期テスト対策
- 2021. 5. 7/入谷教室のブログ 日暮里教室のブログ
- 早いもので、5月になりました。GW明けいきなり中間テストという鬼のようなスケジュールの中学もあります。1年生にとっては初めての、他の学年にとっても新学年最初の定期テスト。しっかり結果を出して、いい流れを作りたいところです。さて、この定期テスト、以前にも書いたのですが、一昔前とは問題も状況もかなり変わってきています。お父様、お母様方がまずそこをしっかり理解しないと、お子様にとって方向違いのアドバイスや叱咤になってしまうかもしれません。繰り返しになりますが、大事なことなので再度記します。最近の各中学の定期テスト事情とは?●問題が格段に難しくなっています。学年平均30〜40点台ということも。一念発起して「今度こそは!」と臨んでも簡単には結果を出せないようなテストが増えています。教科書の大改訂でこの傾向は加速すると思われます。→たんに得点だけでなく、平均点も含めて相対的な見方をしましょう!●学校のテスト前課題が、非常に多い。多くの生徒が、この課題をこなすだけで手一杯、本来のテスト勉強ができなくなっています。→日頃から学校のワーク等、テスト前課題になると思われるものはコツコツ進めていくこと。●記述力、活用力を問う問題が増えている。大学共通テストを旗頭に、教育界全体が大きくそちらの方向に流れています。→単なる暗記だけでは太刀打ちできません。日頃から書いたり、考えたりする習慣をつけなくては…★結論従来の一夜漬け的な勉強では、とてもとても・・・日頃からの学習の積み重ね、そう家庭学習も含めた積み重ねなくして、今の定期テストとは戦えないのです!では具体的にどうすればいいのか?●まず学校の授業をよく聞くこと。●学校の教科書やワーク、配られたプリント、板書を写したノートをしっかり学ぶこと。市販の問題集や塾のワークはその後です。●できるだけ早くテスト勉強を始めて、まず学校のテスト前課題を早く終わらせること。そうしないと本来のテスト勉強ができません。当たり前?そうです。当たり前のことばかりですが、それをきっちり、しっかりやれば必ず結果がついてきます。さて、ここで自由塾の定期テスト対策についてもふれておきます。上の写真、現中3の生徒2名の前回の学年末テストの結果です。二人は同じ区立中学に通っていますが、中1の時からずっと二人で学年1,2位を独占しています。いずれ5教科500点満点を取ってくれるのではと期待もしています。小学校の時から自由塾に通ってくれていて、自由塾の後伸びを証明してくれている二人ですが、学習面でいくつか共通点があります。●学校の授業をよく聞き、かつ日々の学習習慣がついていること。(ヒアリングした限りではそれほど長時間勉強しているわけではありません。)●学校のテスト前課題をさっさと終わらせて、1週間前は私たちの助言を参考にしながら、自分なりのテスト勉強に取り組んでいること。 等もちろん、自由塾に通っている生徒は、こうした学年上位の生徒ばかりではありません。数年前にテスト対策から通塾してくれたO君。いきなり最初の定期テストで結果を出しました。英語36点⇒75点、数学61点⇒81点、国語80点⇒77点、社会63点⇒63点、理科31点⇒70点5科合計271点⇒366点(35%アップ)学年順位70位⇒35位大躍進でした。学年上位の生徒も、平均点ぐらいの生徒も、苦手な生徒もそれぞれの生徒の理解状況に合わせて指導し、生徒に寄り添ってアドバイスするのが自由塾の定期テスト対策スタイルです。さらに●テスト前2週間ほどは、学校の試験範囲に絞って指導します。●まず、学校の教科書やノート、プリント、ワークをしっかり学習させます。●通常受講していない教科、理科や社会も指導。希望者には土日の指導も行います。●家庭学習も含めてテスト勉強についてのアドバイスをします。また、学校のテスト前課題の進捗を確認し、助言します。テスト勉強についてお困りの方、ご相談ください。熱意と誠意をもって対応させていただきます。「いきいきと学ぼう!」自由塾代表 中島正浩
- 【新学年支援特集➁】教科書改訂で中学生の英語が「ヤバい!」
- 2021. 4. 30/入谷教室のブログ 日暮里教室のブログ
- すでにいろいろなところで報じられているので、ご存知かと思いますが、再度念を押します。新年度からの教科書改訂で英語が本当に「ヤバいんです!」ヤバいなんて言葉、もちろん普段使いませんよ。でもこの言葉が一番臨場感を持って伝えられるのではと思うほどの大改革(もしかしたら改悪?)です。私は、英語が苦手どころか、全くわからないという生徒が多発するのではと危惧しています。大きく変わった点は以下の3点➀単語数が約2倍に!中学校までに学ぶ単語数がこれまでの1200語から2500語に。➁英文も約2倍に!③文法事項の多くが前倒し。これまで中3で習っていたことが中2へ。中2の内容が中1へ。なかにはこれまで高校で習っていたことも。例えばこれまで高校で教わっていた過去完了進行形をいきなり中3で教わります。現中3は現在完了を教科書で学ぶことなくいきなり現在完了進行形を教わることになります。その他にも、これまで中1の最初の方はアルファベットや簡単な単語、あいさつ文程度で、1学期の定期テストで90点以上を取ることはそれほど難しくありませんでした。それが今回の改訂でいきなりbe動詞と一般動詞を同時に教わることになります。小学校でしっかり英語を学んできたことが前提の改定ということです。本当に大丈夫なの?と思うところも多々ありますが、もう走り出したこと、致し方ありません。では、この大改訂にどう対応していくか。①単語対策当たり前のことですが、単語は日々少しずつ練習して自分のものにしていく。できれば小学生のうちから、漢字練習と同じ感覚でこの習慣をつけましょう!②英語長文対策日頃から英文の音読や速読の練習をしておきましょう!③英文法前倒し対策これが一番の難関です。教科書に準拠したワークや問題集以外に、文法のテキスト、問題集に取り組みましょう。できれば教科書改訂前のものにまず取り組む方がよりお薦めです。一度頭の中を整理する必要があるからです。もうひとつ、こういった改定を目の当たりにすると、やはり小学生のうちから、しっかり英語にも取り組むべきだと考えます。小学英語はもうおまけではないと心すべきです。以上、いろいろなところで英語の改訂が半端じゃないといった話を聞いていましたが、実際にこの4月からその教科書に準拠した内容で指導を始めての私の危機感に近い実感です。この流れで紹介すると営業っぽくなりますが、ご参考までに当塾の英語強化対策の講座をご紹介!★小学生の英語力アップ、英検対策に⇒ こちら★高校入試、大学入試、定期テスト、英検の長文対策で効果を発揮する英語速聴読⇒ こちら「いきいきと学ぼう!」自由塾代表 中島正浩