先日、都立・私立中高合同説明会が行われ、僭越ながら司会をさせていただきました。
参加した生徒から「先生(私)の声がいつもと違ったし、なんかすんごい上品そうにしていてあまりにいつもと違うからに吹き出しそうになった。」と感想を言われました。
ですので「いつも君たちが見ている姿は仮の姿なんだよ。」と堂々と答えたのは私、吉澤です。[笑]
さて本日は
【文系分野/親御さんのサポートについて】
をお伝えします。お子様の学習について「親はどこまで関わったら良いのだろう」とお悩みではありませんか。これは毎年必ずある質問です。
サポートにはいくつかの段階があるかと思います。
1 )宿題の声がけ、タイムスケジュール管理
2 )テストなどの簡単なサポート
3)学習への直接関与
です。ですが、文系の場合は「ご家庭でのサポートがないと次の授業に全くついていけない」というケースはあまりないと思います。「学校の授業がある程度理解できているかどうか」が目安です。
1)に関して
宿題は、ある程度ルーティーンにしないと忘れがちです。前日の夜遅くや当日、塾や学校に行く直前に慌てて行っている子はもちろん成績は上がりにくいです。やっつけ作業にしてしまっているからですね。
宿題の効率を考えると、出されたその日や次の日に行うのが一番良いです。生徒にはいつも「宿題にも賞味期限あり」と伝えています。こちらはお声がけや、忘れないためのサポートは大切です。
2)に関して
基本的な段階、いわゆる漢字や単語、知識事項が覚えられないとか語彙力が極端に弱い場合は何らかの対策が必要です。塾での授業内容が「漢字を覚える時間」になってしまうのは勿体無いからです。
「漢字テスト、お母さんがコピーしてくれたから何回も練習できた!」「お風呂で問題を出してくれた!」と生徒は嬉しそうに報告してくれます。このような関わり方は大歓迎です。どうやって覚えたきたか、ご父兄の方の過去の工夫をお話しても良いですね。
3)に関して
これが一番難しいですね。あえて、デメリットを挙げてみます。
*解答が異なる場合がある。
↑こちらは案外多い案件です。生徒は「お母さん(お父さん)の答えが間違ってた〜帰ったら文句言う!!」と言います。自分の間違いを親のせいにしてしまいます。そんな悪癖はつけたくないです。
合っていても「なんでこの解答になったの?」と思考の過程を説明してもらうこともあります。そんなときも「親が言ったから書いた」と言うことも・・子供は正直です。
・講師が生徒のつまずき箇所が見えなくなる。
↑宿題がいつもできているのに、いざテストになると点数がとれないケースも多いです。例えて言うなら、「病院に行く前にあらゆる薬を飲んで症状を抑えてしまう」という感じです。
全問正解の解答を見て講師は「この子は理解している」と判断しますので、的確なアドバイスができなくなったり、タイミングが遅れます。
・指導の視点が異なるため次のフェーズに上がりにくい。
↑私達プロは逆算して指導しております。現在の問題の解答が間違っていたり、理解が浅い場合は、すぐさま解説をしません。生徒自ら再度思考するよう余白を多く残した指導をします。
つまり「教える」ということは「説明をしてあげる」ことでも「咀嚼してあげる」ことでもないんです。むしろその逆で「考えさせる方へいかに誘導するか」です。
自由塾の「思考表現クラス」や「ラビットコース」が毎年人気なのはこの思考の余白を大事にしているからです。
この余白がたくさんある子は柔軟に発想出来るので、実は一番飛躍する子になります。学習とは、問題と解答の単なる帳尻合わせではありません。帳尻合わせ学習にならないよう考える子を育てるようにしないとなりませんね。
これらのデメリットをうまく反転させた、サポートを行ってみて下さい。
自由塾町屋教室
教務主任ヨシザワ
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